中国の西南の果て「雲南省」。ペンキ山のその後を見に行ったけれど、それだけではあまりにもったいない。そこで昆明から一駅、各駅列車に乗ってみようと考えた。 上海や北京では新幹線のような「和諧号」がこれでもかと走り、駅もかなり絞られてしまった。「誰が降りるんだろう」と思うような、小さな駅がなくなってしまい、各駅が市の中心駅といった状況となった。 でも雲南省は開発が後回しだからか、ローカル駅は残っていた。そのローカル駅を各駅に停車する列車は上下一本ずつとなってしまった。 北海道の内陸にも上下一本しか止まらない「上白滝駅」という一部で有名な駅があるが、大都会の中心駅の隣駅で上下一本しか止まらない駅とはどんな駅だろう。 やがてなくなってしまう前に、その利用実態を見ておこうというわけだ。