レンズの大きさや重さというのは、焦点距離、口径比、イメージサークル、そしてレンズ構成によって決まる。「ミラーレス」だから、フランジバックが短いので、小型軽量で性能のいいレンズができる、というのはメダルの表しか見ていない意見だ。たしかに、広角レンズではフランジバックが短いほうがバックフォーカスを短くとれて、ある程度は小型軽量で性能のいいレンズができる。それは対称型のレンズ構成をとっているからで、レトロフォーカスに比べて、小型軽量にできる。しかし、中央の解像力はよくても、周辺減光が目立つため、カメラ側でデジタル補正をしているわけだ。デジタル補正なしに作ろうとすると、いくらフランジバックが短くても、レンズはかなり大型になってしまう。4/3型のマイクロフォーサーズでさえ、F2.8クラスのズームになると、かなり大きく重くなるのは、性能重視をしているからだ。小型軽量を優先させる私はマイクロフォーサーズ