関東ローカル化が加速する東大の現実 2014年の入試では、13年のセンター試験平均点がダウンの反動で、14年はアップするとの受験生の期待は大きかった。しかし、ふたを開けてみると、5教科7科目の平均点は理系は15点前後上がったが、文系は数点しか上がらず、受験生にとって期待外れの結果となった。この影響と15年から数学と物理で新課程入試が始まる不安感から、14年の受験生は全体に弱気になり、安全志向の志望校選びとなった。 表を拡大 「東京大学合格高校ランキング」 私立大と一部の国公立大は大学公表のデータ。合格者数を公表していない国公立大については高校発表のデータを使用、大学通信とサンデー毎日の共同調査。(協力/大学通信) 近年の入試のトレンドは現役志向、安全志向、地元志向だ。不況の影響もあって経済的な負担がない現役での進学を親は望み、受験生も無謀なチャレンジはせず、合格可能性の高い大学ばかりを受け