11月29日に所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された日本大学の田中英壽理事長が、理事長を辞任する意向を大学側に伝え、12月1日に開かれた臨時理事会で了承されました。 田中理事長は特捜部の調べに対し、脱税の容疑を否認しているということです。 日本大学の理事長の田中英壽容疑者(74)は、背任事件で起訴された大阪の医療法人の前理事長らから受け取ったリベートなど合わせて1億2000万円の所得を隠し、3年前と去年、合わせて5300万円を脱税した疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。 関係者によりますと、田中理事長は理事長を辞任する意向を大学側に伝え、1日開かれた臨時理事会で辞任が了承されました。 大学は3日記者会見を開く予定だということです。 田中理事長は平成11年に大学の理事に就任し、平成20年から13年にわたって理事長を務めています。 日大相撲部出身で、スポーツ界に幅広い人脈を持つことで
