シロヤマザクラが見頃を迎え、淡いピンク色に染まった吉野山=2日午後、奈良県吉野町(共同通信社ヘリから) 山肌を埋め尽くすように桜が咲き誇る光景から「一目千本」と呼ばれる名所、吉野山(奈良県吉野町)で2日、シロヤマザクラが見頃を迎えた。例年に比べ早い開花で、観光客は淡いピンク色に染まった山の散策を楽しんだ。 桜は約3万本あるとされ、麓の近鉄吉野線吉野駅周辺から山上に向かって、順々に開花していく。吉野町によると、標高の低い桜の密集エリア「下千本」と「中千本」は2日までに満開を迎えた。より高い「上千本」は3日、山頂付近の「奥千本」は10日に満開になる見込みだ。 今年は花見客を運ぶロープウエーが故障のため運休しており、臨時バスが増便された。