新カテゴリーで就職というのを作ってみました。この田口氏の本はとても使いやすい。まず従来の面接本は、1)著者の経験談に比重を置くものが多く、それはそれで面白いものがあるが、やはり読者側からするとその体験を自分のものとして活かせるかどうかはは別になってしまう、2)さまざまな面接のケースを網羅的に書くものが多く、読んでいくうちに疲れてしまう、という二つの特徴というか「弱点」があった。 しかしこの田口氏の本は、まずA)著者の体験談はほとんどない。むしろあくまでも読者の経験(自己分析ともいうが)をあぶりだして面接に直結するという戦略を採用していて、あくまでも読者本位に書かれている、B)薄い内容で、イラストも多用しているので記憶に定着しやすい、という特徴を持っている。 それでもケーススタディにあげられているものは、僕の読んだかぎりでは必要最低限のものであり、例えば講義で使用するのであればだいたい3、4