前回は、pgpoolでレプリケーションしているデータベースのマスタまたはセカンダリが、なんらかの障害で停止してしまった場合の動作について紹介した。障害を検出すると、pgpoolは自動的に正常動作している方のPostgreSQLのみでの縮退運転に入ることでサービスを継続してくれるわけだが、以降、再びレプリケーションを開始するまでの間に障害が起きた場合、今度こそサービスが停止せざるを得なくなる。早急に障害機の原因を取り除き、再びレプリケーションを開始するようにしたい。 pgpoolで再びレプリケーションを開始するためには、再度マスタとセカンダリのデータベースを同期し直す必要がある。マスタが停止してセカンダリのみで縮退運転に入っていたのであれば、セカンダリのデータをマスタにコピーし直す必要がある、ということだ。 まず、どちらのデータベースが最新なのかを確認しよう。psqlからpgpoolにアクセ