桜田義孝五輪相は18日の閣議後会見で、2020年東京五輪・パラリンピック招致をめぐる贈賄疑惑について、「十分に説明がされていない」と述べ、竹田恒和・日本オリンピック委員会会長の説明責任が果たされていないとの認識を示した。ところが直後に秘書官から促される形で「(海外メディアからの)『十分に説明されていない』との指摘は承知している」と修正。竹田氏追及の声が強まることを恐れて言い直したようだ。 桜田氏の当初の発言では、「(竹田氏)本人の問題だ」としたうえで、「疑念を払拭(ふっしょく)できるような説明責任を果たして頂きたい」と指摘。「具体的な方法につきましてはご自身で判断されるべきだ」としていた。その直後、自らの認識ではなく、海外メディアの指摘であることを強調する形に修正した。 竹田氏が15日に行った説明会見は約7分間のみで、フランス当局が調査中であるとの理由から質問は受け付けずに打ち切られた。(