いま、『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)という本が話題となっています。発売早々に重版がかかるほどヒットしているのです。 著者は大阪在住のフリーライター、スズキナオさん(40)。内容は、深夜便の高速バスを愛好するスズキさんが、「デイリーポータルZ」や「メシ通」など、さまざまなWebメディアに書いてきた約500本の記事の中から29本を厳選した傑作選です。 5年間で100回以上「深夜高速バス」を利用し、旅取材を続けるライターのスズキナオさん 読んでみると、深夜高速バス旅の魅力を綴った表題作をはじめ、フェリーや、ときには延々と歩くなど、スローペースな小旅行のルポルタージュがどれもとても味わい深い。 読むと深夜高速バスに乗ってみたくなること請け合い 時にはひたすら歩くことも 辿り着いた場所は、地味で控えめなお店ばかり。 老姉妹で営む喫茶店や、路地裏の大衆食堂、さ