若者の宗教観に驚かされた 世代間の感覚の違いは、何時の世でもあるものだが、日本の若者の宗教的行動に大きな変化がおきていることを知った。 普段見ているだけだとほとんど気付かないが、調査データには、はっきり現れている。(1) データを見るまで、何故気付かなかったのだろう。 その理由を考えてみた。 神社の参拝状況を見る限り、世代間に信仰の差があるとは思えない。 データを見ても、“お守りやおふだなど、魔よけや縁起ものを自分の身のまわりにおいている”人の割合は、若年層(16才~29才)が32%、高年層(60才~)が31%だ。ほぼ同じである。 もっとも、お墓参りになると、流石に差がでる。 “年に、一、二回程度は墓参りをしている”人の割合は、若年層が52%、高年層が75%。だが、若者の半数がお墓参りを習慣にしている訳だ。若者が、お墓参りに行かない、という数字ではなかろう。 若者ならそんなものではないか、