海猫沢めろん「風呂と宇宙」 2010年06月08日15:15 担当者より:2010年4月に、作家の海猫沢めろんさんがアイソレーションタンクとそれにまつわる思想についてご執筆くださったものです。 配信日:2010/04/07 寒い。四月のはじめだというのに寒い。私は寒いのが苦手なので、早く春になればよいと願っているのですが、しかし、春になれば花粉が舞い、夏になればクソ暑い、秋は辛気くさく、そしてまた寒い冬がやって来るというわけで、まあ四季それぞれ面倒なことが多いと嘯きつつも、考えてみればどうせ真冬は部屋のエアコンを全開にして半袖で眠り、真夏には冷房を全開にして毛布にくるまって眠っているのだから、たいして四季など気にすることもないのではないか、と今気づきました。 しかし、この寒い時期にも多少ながら楽しみはあり、それがなにかと言えば、風呂に決まっております。今日などは、朝昼夕晩と四度も風呂