2022年公開の映画として大ヒットを記録した、新海誠作品『すずめの戸締まり』。同作品の制作には多くの企業とクリエイターが関わり、連携しながら制作を行っていった。そんな『すずめの戸締まり』の制作を支えたインフラと作業環境の詳細が、アニメ業界フォーラム「ACTF2023 in TAAF」(3月11日、12日開催)にて公開された。 『すずめの戸締まり』キービジュアル ©2022「すずめの戸締まり」製作委員会 ACTF2023inTAAFで、『すずめの戸締まり』の制作を支えたインフラ関連の講演が行われた ここでは、『すずめの戸締まり』の制作を手がけたコミックス・ウェーブ・フィルム システム管理担当の都川眞栄氏によるセッションをレポートする。 『天気の子』の反省を生かした体制構築 コミックス・ウェーブ・フィルムはアニメーション映画の制作や作家マネジメント、劇場配給、パッケージ販売、海外セールスまで一