健康食として注目されるコンブだが、気をつけたいのがヨードの取り過ぎ。だしを取るのに使われるコンブはヨードを大量に含んでおり、過剰摂取は甲状腺(せん)の機能低下につながる。あまり取り過ぎると思わぬ結果を招きかねない。 ● 便秘を改善するが コンブは便秘の改善やダイエット効果、生活習慣病の予防効果などのある食品。このため健康食品として大量摂取する人がいるが、必要以上に取っていると甲状腺の機能に悪影響するという。 コンブは他の海藻に比べてヨードを10−30倍も多く含んでいる。ヨードは新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンをつくるのに必要不可欠な物質だが、それを取り過ぎてヨードの血中濃度がある限界以上に達すると、甲状腺ホルモンの合成などが抑制されるという。 その結果、甲状腺機能低下症を起こしたり、甲状腺がはれたりする。甲状腺の働きが低下すると、何となく元気が出ない、体重増加やむくみ、冷え性に