と、各章のタイトルに「つかむ」ではなく「動かす」というフレーズが使われている点。つまり、「つかむ」ことが「動かす」ことにつながるのだという考え方が、著者の根底にはあるのかもしれません。そして実際、ここには経験に基づいた術がわかりやすく紹介されています。タイトルからもわかるとおり、基本的にはリーダーにとっての心得を主軸としているのですが、そんななか、営業マンの観点から「相手をつかむ、動かす」という点に踏み込んだ記述がありましたので、それをご紹介したいと思います。第3章で紹介されている「営業パーソンに大切なこと」。 1.自分を知る(92ページより) 大雑把であるとかマメであるとか、大物狙いであるとかコツコツ積み重ねるタイプであるとか、自分を分析して性格、タイプを知ることが営業の第一条件だそうです。ポイントは、自分はなにが一番好き(あるいは得意)かということ。話下手だけれど書くのが得意なら、まず