ロシア本土攻撃を強化 「厭戦気分」へ心理戦―ウクライナ 2024年01月10日20時30分配信 ロシア西部ベルゴロドへの攻撃で破壊された車=5日、グラトコフ知事の通信アプリ「テレグラム」より(AFP時事) ウクライナが国境付近などロシア本土への攻撃を強化している。ゼレンスキー政権は占領地の奪還に向けた反転攻勢で成果を出せず、ウクライナに不利な戦況のまま停戦交渉に追い込まれる事態を恐れており、ロシア国民の厭戦(えんせん)気分を引き起こそうとする心理戦の側面もありそうだ。 戦争と日常が共存 頻発する空襲警報、にぎわいも―上川外相キーウ訪問ルポ ロシア西部クルスク州では9日、ウクライナから国境地帯の集落に砲撃があり、地元知事によると、住民1人が死亡した。クルスク原発付近には自爆ドローンが飛来し、防空兵器が阻止した。 昨年末にロシア軍の大規模空爆の報復としてウクライナ軍が激しい反撃を加えた西部の都