※この話はフィクションです。 ※対象: スニーカー文庫「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの溜息」を既読の方、あるいはTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」全話を視聴済みの方、SNSを利用中の方、Web 2.0に関心のある方にお薦めです。 それはまだ、夏の暑さが残っていた日のことだった。ハルヒは昔コンピ研のものだったパソコンをしばらくいじっていたと思ったら、突然こう言い出した。 「これは絶対面白いよって聞いたからSNSに入ってみたのに、どのSNSもいまいち面白くないのよ」 なんだって? 「SNSよ、エスエヌエス。ソーシャルネットワーキングサイトの略らしいわ。それなのに、どのSNSにも萌えがないのよ。萌えよ萌え」 なんだかわからんが、そのSNSとやらに萌えを要求してるのはお前だけじゃないのか? 「そう……」 テレビや雑誌でやたらと萌えが出ているからって、そのよくわからんものにまで萌えが欲しいと思うのは