あらかじめ予想されていたこととはいえ、実際にそうなってみるとこの事実は重い。7月30-31日に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、政策金利の0.25%引き下げを決めた。 パウエル議長はつらいよ ドル金利が下がるのは実に10年半ぶりのこと。2008年のリーマンショックの前後、米連邦準備制度理事会(連銀)は利下げを繰り返し、2008年12月にはゼロ金利(政策金利の誘導水準が0~0.25%)に到達した。 ようやくアメリカ経済が復調し、利上げを開始したのは2015年12月になってから。「やれやれ、これで金融政策の正常化だ、出口政策だ」と思っていたところ、話はそんなに簡単ではなかった。過去3年半の間に、利上げは0.25%×9回だけ。我慢強く進めてきたつもりだったが、それでも性急に過ぎたということになる。 今回は同時に、連銀の保有資産縮小計画も予定を前倒しして中止が決まった。リーマンショック以
治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 日本による対韓国輸出強化は、WTOの紛争解決了解におけるパネル手続きに行きそうですね。韓国がその方向で準備しているようです。WTOの紛争解決了解における第一審だと思っておけばいいでしょう。 いわゆる徴用工案件では、韓国が日韓財産請求権協定による仲裁手続きをすべてボイコットし、恐らく今後あると思われる国際司法裁判所手続きにも乗って来ないでしょう。一方、WTOのパネル手続きにおいては、設置、パネリストの選任等を拒否し続ける事で手続きの進行をブロックする事が出来ません。どんなに日本が動かなくても、パネルは設置され、そして審理が始まります。正確に言うと、一度は日本(被申立国)が拒否の意思を示す事は出来ますが、二回目にはほぼ強制的にパネルが設置さ
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