「旧尾崎テオドラ邸」の保存計画に携わった漫画家。向かって左から、三田紀房さん、高橋のぼるさん、高橋留美子さん、山下和美さん、笹生那実さん、新田たつおさん、福本伸行さん=2024年2月8日、東京都世田谷区(旧尾崎邸保存プロジェクト提供) 取り壊しの危機にあった明治の洋館「旧尾崎テオドラ邸」(東京都世田谷区)を漫画家らが救済し、「漫画文化の発信地」として再生させる計画が大詰めを迎えている。2024年3月1日のオープンを前に記者発表会が催され、計画に携わった漫画界の「レジェンド」らが集結。貴重な記者会見の様子を詳報する。【時事ドットコム編集部 太田宇律、長田陸】 特集「時事ドットコム取材班」 尾崎行雄氏ゆかりの邸宅 新宿から小田急線で約15分。豪徳寺駅(世田谷区)から商店街を10分ほど歩くと、水色の壁が美しい木造2階建ての洋館が見えてくる。旧尾崎テオドラ邸は「憲政の神様」と呼ばれた政治家、尾崎行