時価会計とは、資産と負債を毎期末の時価で評価し、財務諸表に反映させる会計制度のことです。時価会計導入の背景としては、従来の取得原価主義会計の下では、取得価額(帳簿価額)と時価の乖離が大きくなってくると、会社の経営を帳簿価額のみに基づいて判断できなくなってきていることがあげられます。 日本においては、金融商品について、平成12年4月(但し一部の金融商品の時価会計の導入は平成13年4月以後開始する事業年度から)以後開始する事業年度から原則適用されています。時価会計の導入に伴い、金融商品の時価に基いた現状把握、ひいては事業全体の価値や株主価値を把握し、これを最大化する時価経営が求められています。 企業会計の基礎講座 第10回:金融商品の時価会計 (2008.01) 「金融商品の全面時価評価」 (2001.10) 「金融商品ジョイント・ワーキング・グループ」が2000年12月14日に