ソフト名:GNU ddrescue 開発者:Antonio Diaz氏 ライセンス:GNU GPL v3またはそれ以降 配布元:http://www.gnu.org/software/ddrescue/ddrescue.html GNU ddrescueは,読み出しエラーが多発するような壊れかけの記録媒体からデータを回収するツールです。読み出し可能なデータを先に回収する方式を採用しているので,一刻を争う事態でもより多くのデータを救出できます。 HDDに不良が生じた際,最も重要なのはデータをいち早く回収することです。不良の原因がコントローラか機械的なものかを問わず,多くの場合で時間経過と共に問題が大きくなってしまい,回収できないデータが増えるからです。 データ回収のポイントは「問題なく回収できるデータを優先して作業」することです。読み出しエラーが生じるデータにこだわってリトライを繰り返すと,
あるデータセンターに導入したサーバーの初期セットアップ時に今までに経験したことのないHDDトラブルに見舞われました。今回はそのトラブルの原因究明と解決に至るまでのお話です。 HDDの故障? 7月、新データセンターでの初期セットアップ時にHDDの書き込み速度がやたら遅いディスクがあるという話が出てきました。 話を聞くと1台だけでなく複数台に発生しているとの事です。 その時の測定値は次のような感じでした。 実際の測定値 # dd if=/dev/zero of=/mnt/p0/test bs=1M count=2048 (RAIDカードの0番ポートにあるディスク) 2048+0 records in 2048+0 records out 2147483648 bytes (2.1 GB) copied, 43.8163 seconds, 49.0 MB/s # dd if=/dev/zero
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