6月5日(ブルームバーグ):任天堂は5日開幕した米ゲーム見本市「E3」で、新据え置き型機「Wii U」の対応ソフト23作を発表した。中には人気キャラクターの「マリオ」や「ゼルダ」がテレビ画面とコントローラーの間を飛び回るものも登場。米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」やスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」での無料タイトルの利用者増加に対抗する。 前期(2012年3月期)に上場来初の赤字に転落した任天堂の岩田聡社長は「U」と新作ゲームの発売で業績回復につなげたい考え。同社は2016年までに379億ドル(約3兆円)規模に拡大が見込まれるオンライン・ゲーム市場との競争に対応して戦略を変更、タッチスクリーン式のコントローラー「ゲームパッド」を利用してソーシャルメディア機能とテレビ画面の動きを組み合わせる方式を採用している。 Uは2006年のWii発