ハロウインが終わったと思ったらもうサンタクロースが立っている。この国は忙しい。家具売り場の片隅にインテリアの小物コーナーがあって綺麗なデコレーションやシーズングッズが置かれている。ろうそくも種類が多くて驚く。生きることにかかわりの無いもの、あっても無くても生活には関わらないもの、ほんの一日か二日しか必要の無いものにこんなに高いお金を払うのだろうかとしばしたたずむ。まして特定の宗教行事なのにな・・・季節行事のクリスマスはキラキラとまぶしい。 今年我が家ではどんな形でクリスマスを迎えるのだろうか。クリスマスは原点に返る季節。愛情の原点。命の原点。生きようとする意識の原点。かかわりの中で、関係性の生き物である人間はどこかに存在の原点を持たなければ、流れ去っていく時の速さに自らの足場を失う。あえてそういう生き方を選択する人も居るが、それはかなり過酷な人生を覚悟しなければならないと思う。 背中の脊柱