秦野市堀西の佐々木茂良さん(70)の今季の富士山登頂数が146回になった。富士登山は2004年から始め、06年から毎年100回以上登っている。今季は23日が登り納め。佐々木さんは「スタートは遅かったが、成せば成るの思いで、山頂に立ち続けてきた。2年後に千回を超えたい」と意欲的だ。 64歳で初めて富士山に登った佐々木さんは、雄大で美しい山容のとりこになった。「いつ見ても飽きることがない。登るたびに魂が浄化されるように感動する」。若いころに体を鍛えた経験もないのに、5合目から山頂までを一般の登山レベルの半分近い4時間半で往復するほど脚力がつき、回数は増える一方。08年には162回を記録した。 市の選挙管理委員を務め、昨年は総選挙、今年は参院選のため回数は減ったが、その期間を除いて、雨さえ降らなければ「日課」のように登った。いつもより雪が多い富士山、氷点下17度と冷え込んだ日も登った。「古希