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ブックマーク / www.miyadai.com (10)

  • MIYADAI.com Blog - オタク問題についての対談(森川嘉一郎さん)での宮台発言抜粋です。

    MIYADAI.com Blog (Archive) > オタク問題についての対談(森川嘉一郎さん)での宮台発言抜粋です。 « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました » 宮台/90年代に入る頃から街が島宇宙化ないしトライブ化しますが、インターネット化によって種族ごとに棲み分けるこの作法が強化されます。インターネットは距離コストと探索コストを低減し、趣味のマイノリティでも性的マイノリティでも仲間を容易に見つけられるからです。ピンポイントなフェチでもパートナーを見つけられる。一見多様性が広がったと見えますが、個々のプレイヤーからすると多様性を経験しなくて済むのがポイントです。同質性の高い仲間と同質的な情報空間にどっぷり浸かれる。僕は「摩擦係数の低いコミュケーション」と呼びます。

  • ずいぶん前ですが押井守『パトレーバー』についてのインタビューに応じました - MIYADAI.com Blog

    ―― まず『パトレイバー』との出会いからお聞かせください。 宮台 劇場版一作目が最初です。僕は85年からテレクラやナンパにはまってサブカルチャー方面から一度離れています。僕は1959年生まれで、僕ら世代は「新人類世代」と呼ばれるけど、「SF世代」であっても「アニメ世代」じゃない。僕も「アニメマニア」じゃない。僕の世代でアニメにはまったのは、地方の中学高校にいた人の一部や、弟とか年少者とコミュニケーションがある人だけでしょう。僕も「新人類世代」のご多分にもれず「アニメマニア」じゃなかった。それが、87年に東大助手になって学生と付き合いが始まり、学生で勧められて『パトレイバー』の劇場版、そしてOVA版を観るようになりました。 ―― では劇場版からご覧になられていかがでしたか? 宮台 よく出来ていました。「東京ノスタルジー」のモチーフに感動しました。現在まで続くノスタルジーブームの嚆矢ですね。実

  • MIYADAI.com Blog - 全体性の消失─IT化に最も脆弱な日本社会─【後半】

    [前半から続く](前半の「続きを読む」にアップされた文章につながります] 【ソーシャル・デザインに必要な概念セット】 ■〈システム〉と〈生活世界〉の関係を確認します。〈システム〉ではデニーズ的アメニティが提供されるのに対し、〈生活世界〉では地元商店的アニメティが提供されます。前者は「役割&マニュアル」優位な関係性で、後者は「善意&自発性」優位の関係です。だから前者は匿名的・入替可能で、後者は記名的・入替不能です。 ■近代化とは、〈生活世界〉で賄われて来た便益を〈システム〉に置き換える「合理化過程」。置き換え途上の段階ゆえに〈システム〉化され切らない〈生活世界〉が残っていると信じられるのが「近代過渡期」(モダン)で、置き換えが完遂して汎〈システム〉化=脱〈生活世界〉化した段階が「近代成熟期」(ポストモダン)。 ■近代化がある程度進んで、「まだ〈生活世界〉が残っている」というより「敢えて〈生活

    ced
    ced 2006/07/12
  • MIYADAI.com Blog - 全体性の消失─IT化に最も脆弱な日本社会─【前半】

    目次 【ネット社会の摩擦係数の低さの両義性】 【ネット社会化が無効にする大ボス論】 【国家を草刈り場とする権益争奪1:共謀罪】 【国家を草刈り場とする権益争奪2:入管法】 【官僚の質低下がもたらす全体性危機】 【全体性の空洞化と統合シンボル問題】 【ノーマライゼーションの地獄】 【グッドフィール・ステイトと正統性の危機】 【グッドフィール・ステイトと民主政の危機】 【デモクラティックになること自体の両義性】 【ソーシャル・デザインに必要な概念セット】 【日はIT化の副作用に一番脆弱な社会だ】 【〈生活世界〉再構築とポストモダン的正統性】 【「市民的視座の固着」から「視座の輻輳」へ】 【「真理の言葉」から「機能の言葉」へ】 【「機能の言葉」の集塊と全体性の参照】 【多様性フォビアに処するエリーティズム】 【プラットフォームとしての祭りの可能性】 【当事者性を括弧に入れた「包摂と連携」】 【

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    ced 2006/07/12
  • MIYADAI.com Blog - 「サードオーダー」問題に関連する文章を書きました

    ───────────────────────────────────────── 「幸せに生きることは幸せか」「不幸に生きることは不幸か」という観照的態度に基づく「シニシズムに免疫化されたコミットメント」の推奨を、映画『嫌われ松子の一生』に見る ───────────────────────────────────────── 【森の熊さんの謎】 ■アメリカ民謡「森の熊さん」の歌詞は謎だと幼少期から思ってきた。私なりの解釈があるせいで、連載でも紹介したトミー・リー・ジョーンズ監督『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(05)を見た際に、実は奇しくも「森の熊さん」のことを思い出した。 ■謎なのは原詞ではなく、「ケメコの歌」で知られる馬場祥弘の訳詞(というか創作詞)。熊さんがお嬢さんにお逃げなさいと諭す。ところが、逃げるお嬢さんの後を熊さんがついて来る。イヤリングの落とし物だという。喜ん

  • MIYADAI.com Blog - 国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について(ある対談)

    宮台◇ この問題[共謀罪や入管法改正]については二枚腰、三枚腰だな。どの“腰”から話すかで賛成にも反対にもなっちゃう。一枚目の“腰”から言えば、共謀罪と入管法改正は、盗聴法や周辺事態法で悪名高い1999年145回通常国会以降の、情報管理行政に関わる法整備の一環。99年から繰返し述べてきた通り──当時から述べていたのは僕一人だけど──「一枚岩の国家権力」の横暴と見ると、事の質を完全に見誤っちゃう。 国家が様々なエージェントの草刈り場になってるの。行政官僚や司法官僚や政治家や私企業のね。「昨今」とは冷戦終焉後。厳密には96年の日米安保共同声明後。(1)対米追従を前提とした、(2)情報管理行政の利権争奪戦が、まず官僚サイドで常態化。そこに政治家や私企業が絡んだ。 例えば入管法改正では、改正案審議前の昨年秋に指紋情報・顔写真データなど生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験

    ced
    ced 2006/06/13
  • 先日6月3日慶応藤沢キャンパスで行われた宮台の対論講義の動画が公開されました。 - MIYADAI.com Blog

    日より、SFC Global Campus内の http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/class/class_top.cgi?2006_23636 (要登録 無料)にて先日のSFCでの対談「方法としての社会学ー実践、道具、共通言語としてー」が一般公開開始となりました。 当日はたくさんの学生たちで溢れ、視聴覚大教室に入りきらずに、隣りの大教室に入れて動画中継をしていたほどでした。 対論のお相手は、SFCでコンピュータ・シュミレーションの講義と、ルーマンシステム理論の講義を担当していらっしゃる井庭崇先生でございました。 日のルーマン受容のあり方や、日フェミニズムのあり方や、SFCのあり方についても、かなり辛口のコメントをさせていただきました。 宮台の大学院ゼミっ子たちも多勢きていて、思想塾大番頭でもある堀内進之介君が活発に質疑応答に参加しています。

  • 以下に掲げる文章は、中で明示していませんが、社会思想の最先端に関わります - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 以下に掲げる文章は、中で明示していませんが、社会思想の最先端に関わります « [videonews.com] 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました » ──────────────────────────────────────── 「ありのままの現実」が虚構と同じ意味しか持たなくなった後期近代、現実を濃密に 生きるにはどうしたらいいか。頽落した反倫理的な処方箋を『ぼくを葬る』に見出す ──────────────────────────────────────── ■前回紹介した園子温監督による家族を舞台にした二作品『紀子の卓』(05)と『奇妙なサーカス』(05)は、家族の枠を越えて言えば「現実との和解の困難」を主題にしていると見られる。これは私の

    ced
    ced 2006/05/24
  • MIYADAI.com

    Fatal error: Call to a member function on a non-object in /home/miyadai/public_html/nucleus/plugins/NP_LinkList.php on line 159

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    ced 2006/04/30
  • 「思想塾」開講!! - MIYADAI.com Blog

    一年がかりで準備してきた「思想塾」がいよいよ4月20日(水)に開講となります。 以下に設立趣意書を掲載します。 ──────────────────────── 「思想塾」設立趣意書       代表:宮台真司 ──────────────────────── 【思想塾の設立経緯:旧ゼミの解体に抗って】 ■そもそも私塾の設立は、一連の都立大改変の中でB類(夜間部)が廃止されたことが契機である。93年に都立大に赴任して以来、学部生向け旧宮台ゼミは一貫して夜間部に置かれてきた。理由は、各著書でも述べてきた通り、ゼミの質を高めるためだった。 ■第一に、夜間部生の方が平均年齢が高く、社会経験を有する者が多いので、経験が培った内的確かさをベースにした発言が目立つことがある。第二に、社会経験を有する者は、経験に裏打ちされた価値観によって、知識を重み付けして血肉化しやすいこともある。 ■第三に、夜間部の

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    ced 2005/04/14
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