「ゲド戦記」が不評らしい。という話が出たのはいつごろだったか。「時をかける少女」の公開後だったような気がする。初号試写が7月のはじめ。てことは、まあ、それ以降ということになるか。その辺の推移にはあまり興味がないので詳しくは触れない。 ただ、「ゲド戦記」を見てひとつ確信したことがある。これは断じて「宮崎吾朗」以外には作れない映画である、ということだ。そもそも御大監督の息子の監督作品で主人公が「親殺し」する作品なんである。鈴木敏夫が示唆した、というのは、駿との関係がこじれるだけだからまずない。優秀なスタッフが「息子の名」を借りて書いた、という可能性もあるにはあるが、社員が会社の重役を殺す話書いて通るか、と言えば通らない。粛清されちまわあなw。 つまり、こんなこと書いて許されるのは「監督:宮崎吾朗」以外にはない、ということである。主犯:宮崎吾朗、共犯:スタジオジブリと言ったところか。 ま、それを