生息数が激減しているニホンウナギについて、世界の野生生物の専門家などでつくるIUCN=国際自然保護連合は、絶滅危惧種としてレッドリストに載せるかどうか検討を始めることになりました。 IUCNは、生息数が激減している世界各地のウナギ19種類を絶滅危惧種としてレッドリストに掲載するかどうか検討するため、来月1日から5日までロンドンで専門家による作業部会を開く予定で、IUCNによりますと、ニホンウナギも検討の対象となっているということです。 作業部会では、ウナギの個体数のデータなどを分析したうえで世界中から幅広く意見を集め、数か月かけて、レッドリストに掲載するかどうか判断するとしています。IUCNのレッドリストには法的拘束力はないものの、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取り引きを規制するワシントン条約で、規制の対象にするかどうか決めるための重要な参考資料となります。このため、仮にレッドリストに