誹謗中傷・罵詈雑言・殺害予告・爆破予告――。一度炎上すると、その火を消すのは困難だ。日常生活が一気に破壊され、心身ともに疲弊する。前回は炎上すると何が起きるのかを解説した。後編は炎上させている加害者本人の素顔に迫る。なぜ加害者は会ったこともない私に嫌がらせをするのか。 (炎上し殺害予告され、生活が完全に破壊されるまでを語った前編はこちら) どうしても犯人の顔が見たい 2015年7月1日の早朝、その日は大雨が降っていた。私は傘を持たず、スーツから雨が滴り落ちる状態で少年ハッカーDが姿を現す瞬間を待っていた。彼が勾留されている警察署から出て護送車に乗る一瞬を。私は彼の顔をどうしても一目見ておきたかったのだ。 10代のハッカーDは、ある出版社のサーバに不正にアクセスした容疑で逮捕されていた。私はこのDと因縁が深い。Dは2013年頃、インターネット上で肖像権侵害などの権利侵害行為を行っており、私は
![炎上弁護士、「死ね」と言ってきた少年たちに会いに行く(唐澤 貴洋) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8f6fe1acebd5c1dfba9126020feef51e4aec473a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Ff%2F1200m%2Fimg_9f8d740d5b3de27f63d349194b7b5915200685.jpg)