保健指導で「食べる順番」に重点をおいた食事指導をすると、従来の食事指導に比べ減量効果が大きく、継続もしやすいという研究を、関西電力医学研究所などが発表した。 研究は、関西電力医学研究所所長・関西電力病院総長の清野裕氏、同研究所副所長・岐阜大学大学院医学系研究科教授の矢部大介氏らの研究グループが、関西メディカルネット、花王などと共同で実施したもの。 近年、食後高血糖や体重増加を是正する方法として、「食べる順番」に配慮した食事療法が注目されている。 今回の研究では、摂取エネルギ―量や栄養バランスに関する一般的な内容に加えて、「食べる順番」に重点をおいた食事指導を行った。 研究グループは、健診結果から糖尿病発症のリスクが高く、生活習慣改善に向けた保健指導(特定保健指導「積極的支援レベル」)が必要とされた人を対象に、「食べる順番」に重点をおいた食事指導、「栄養バランス」に重点をおいた食事指導の有効