ユーチューブの親会社であるインターネット検索最大手、米グーグルのデービッド・ユン副社長(動画部門担当)は7日、都内で読売新聞のインタビューに応じ、ユーチューブの日本語版開設や、日本の放送局との提携などを軸に、日本向けのビジネスを展開する考えを明らかにした。(河野越男) ユーチューブを巡る違法投稿問題では、日本の著作権団体などと協調し、防止策を構築する考えを強調した。一問一答は次の通り。 ――日本からユーチューブへの接続や投稿が増えている。 「ユーチューブの英語以外の翻訳版を検討するうえで、日本語のサービスは最も重要な一つと考えている。(投稿サービスを)無料で提供する上で欠かせない広告についても、日本の広告会社と相談したい」 ――米国ではユーチューブが放送局と提携する動きもある。日本の放送局と提携する考えは。 「ぜひ(提携)したいと思っている。番組の提供にとどまらず、広告などの部門で様々な企
京大研作製 生殖細胞使わず 皮膚の細胞から、様々な臓器や組織に育つ能力を秘めた新たな“万能細胞”を作製することに、京都大再生医科学研究所が、マウスの実験で世界で初めて成功した。 胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に似た性質を持つ、この万能細胞を人間でも作ることができれば、患者と同じ遺伝子を持つ臓器が再生でき、拒絶反応のない移植医療が実現すると期待される。11日の米科学誌「セル」電子版に掲載される。 成功したのは、同研究所の山中伸弥教授と高橋和利特任助手。 山中教授らは、ES細胞で重要な働きをしている遺伝子には、体を構成する普通の細胞を“リセット”して、発生初期の細胞が持っている万能性を備えさせる遺伝子があると考え、その候補として24種類の遺伝子を選定。その中から、「Sox2」などの遺伝子4種類を、ウイルスを使って、マウスの尾から採取した皮膚の細胞に組み込んで培養した。その結果、皮膚細胞は2週間
東大チームがマウスで解明 勉強で難しい問題を解いている時などに出る脳波(シータ波)に、脳の“記憶装置”の神経細胞を増やす働きがあることを、東大大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博助教授らが解明し、15日付の米医学誌ニューロンで発表する。記憶力を良くするには難問を解くのがいいのかもしれない。 久恒助教授らは、マウスの脳の海馬と呼ばれる記憶をつかさどる場所でシータ波に近い電気刺激を与えると、細胞が刺激されてGABAという物質が放出され、海馬の細胞の分裂を促すスイッチが入る一連の経路を確認した。 マウスに、GABAの濃度を高める薬剤を1日1回、1週間注射すると、1か月後には何もしないマウスに比べ、海馬で新しくできる神経細胞の数が約1・5倍も多くなった。 うつ病や認知症などの患者は、脳内のGABAの濃度が薄くなり、海馬で新たに生まれる細胞が少なくなる。久恒助教授は「脳の神経回路を再生し、記憶
部品の量産が遅れ、ヨーロッパでの発売が急きょ延期された次世代ゲーム機「プレイステーション3」。ソニーの技術力低下の象徴なのか(林 陽一 撮影) 関係者が息をのんだ異例の親会社批判は、記者会見という公の場で飛び出した。 ソニーブランドのゲーム機部門を統括するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9月6日、11月に予定していた次世代ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)の欧州での発売を、4か月も後の、2007年3月に延期すると発表した。 その席で、SCEの久多良木健社長が、こう憤懣をぶちまけた。 「(ソニーが部品供給を)やれると言ったからSCEは計画を発表した。(ソニーに)何かしら能力がないと言われれば、その通りかもしれない」 欧州での発売延期は日米のみの先行発売となり、SCEが満を持したPS3の世界同時発売が頓挫するという、プロジェクトの深刻な危機を意味する。 発売延期の原因
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く