認知行動療法(CBT, Cognintive Behavioural Therapy)は、おそらく現代でもっとも有名な精神療法だと思う。 いわゆる「薬以外」で心の病を治す方法として、心を病んでしまった方は、一度は聞いたことがあるのではないだろうか。 「認知行動療法」と検索すると、やけに難しい説明が出てくるが、シンプルに言うと下の図のモデルに基づいている*1 具体的に言うと、以下のようになる。 そして、上のモデルを当てはめるに際し、患者が「いつ、どこで、どのようなときに」苦痛を感じるのかを徹底的に分析する。 この療法をまとめると、 「世の中のあらゆる事象には、本来良いも悪いもない。それを区別しているのは人間の認知であり、認知が歪んでいると、本来ストレスにならないものまでストレスに感じてしまう。そこで、認知の歪みを矯正し、行動を変えていくことで、ストレスや自身の苦しみを克服していこう」 という