猫を撫でていて気持ち良さそうに喉をグルグル鳴らしていたのに突然噛まれた経験はないでしょうか? この現象は全世界の猫でみられるようで英語では Petting-induced aggression といわれています。 これを日本語にすると「愛撫誘発性攻撃行動」となり、獣医行動学の参考書にもこのように書かれています。 漢字ばかりで長くて堅苦しいので私は飼い主さんに説明するときに「撫ですぎ猫反撃行動」といっています。 撫ですぎ猫反撃行動は猫の方から撫でてくれ〜っと近づいて来た場合も起こるので、噛まれた方は混乱します。 「猫から近づいてきたのに噛まれるなんてやはり猫は自分勝手だ!」と猫のマイペースさを際立たせる行動ですが、実は事前にサインを出しているか撫でる人に問題があるのです。 猫が反撃にうつるのは①撫でるのが長い②撫で方が下手のどちらかです。 1撫でるのが長い まず猫が膝の上にのってきてあたまを