「外国語学習の科学」という本で紹介されている英語の勉強法をまとめたこの記事は多くの人に読んでもらえた。 同じ本で、外国語学習の興味深い事例が2つ紹介されているので今日はそれをご紹介。 文法は家で、教室ではインプットを まずは著者が日本の公立高校の英語教師をしていた時の事例。ここで彼がベースにしたのは「ナチュラル・アプローチ」という手法。 彼が行った指導を整理すると以下のとおり。 クラシェンの「文法は家庭学習にまわし、教室では理解可能なインプットを与える」という方針を応用 文法の授業を廃止して、文法は小冊子を自宅学習 授業は文法訳読をつかった精読と、内容理解中心の多読を併用。副読本も多読に活用。 精読、多読どちらの授業でも、本文を聞いたり読んだりしたあとに、内容理解チェックのTrue or Falseの問題を「英語で出して」正誤判断のタスクを日常的に与えた この指導により1年で標準テストの偏