PCに保存した動画をリビングのテレビで見る場合、ひと昔前ならDVDディスクにコピーし、プレーヤーで再生するという面倒な行程が必要だった。それが最近では、テレビから直接パソコンにアクセスし、すぐに再生することができる。テレビに限らず、PCと自宅内のあらゆるAV機器、携帯電話が相互にネットワークで繋がり、データを共有することが可能になりつつあるのだ。 「ネットワークAV」と呼ばれるこの発想を支えているのが「DLNA」というガイドライン。これはいったいどういう仕組みなのか? All Aboutで「オーディオ・ビジュアル」ガイドを務める鴻池賢三さんによれば「DLNAとは、ネットワーク上に存在する機器の接続やコンテンツの共有を行うためのガイドラインのこと。PCやAV機器、または異なるメーカーのAV機器間でも、DLNAに対応していれば相互に接続することができます。2006年頃から普及しはじめ、今では