「桜を見る会」疑惑は安倍政権自滅への引き金となるのか。首相は、招待者取りまとめへの一部関与と、前夜祭が安倍後援会主催であることを認めた。「権力の私物化」の表れとも見えるこの事態を、保守王道の再生を掲げてポスト安倍をうかがう石破茂元自民党幹事長が斬る。 たかが花見、されど花見である。 安倍晋三首相主催「桜を見る会」疑惑で安倍氏が自ら墓穴を掘っている。 自らの後援会関係者を大量に招待し公的な招宴を後援会観光ツアー化させていた問題で、「私は招待者の取りまとめに関与していない」との国会答弁を、「私自身も意見を言うことがあった」に切り替えた。首相推薦は全体で1000人に上ること、中には妻昭恵氏の推薦があったことも明らかにされた。ホテルでの前夜祭についても安倍後援会が主催者であると認めた。 いったんは関与してない、とむきになって全面否定し、その自らの言葉が呪縛となって、政局的に追い詰められていく、とい