名古屋市長・河村たかし氏の発言が「憲法違反にあたる疑いがある」と反発する大村秀章・愛知県知事。 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 企画展「表現の不自由・その後」の中止を求めた河村たかし・名古屋市長 (c)朝日新聞社 脅迫や抗議が相次ぎ3日間で中止に追い込まれた「表現の不自由展・その後」。 だが専門家は「今回の議論にそもそも『表現の自由』はなじまない」と指摘する。なぜか。 【河村たかし・名古屋市長の写真はこちら】 * * * 「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」 「県庁等にサリンとガソリンをまき散らす」 そんなファクスや抗議の電話が殺到し、開幕3日で中止に追い込まれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」。再開のめどが立たない中、波紋は広がる一方だ。 企画展は、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇の肖像群が燃える映像作品な