【ワシントン=坂本幸信】訪米中の麻生財務相は19日、福田淳一財務次官のセクハラ疑惑で、野党が麻生氏の辞任を要求していることに対し、「進退については考えていない」と述べた。 テレビ朝日が、同社の女性記者がセクハラを受けていたと財務省に抗議したことについては、弁護士を通じてテレビ朝日から話を聞く考えを示した。 麻生氏は、テレビ朝日の抗議を、「しっかり受け止めないといけないが、まずは、話をきちんと伺う必要がある」と述べた。そのうえで、「(セクハラを)名乗り出た方と財務省が直接話をしているという形でなく、弁護士が話を聞かせてもらうことになる」と話した。