村上春樹の「ノルウェイの森」が来年秋公開で映画化されるという。 メガホンをとるのは「青いパパイヤの香り」のトラン・アン・ユン。ベトナム系フランス人だ。 主役のワタナベには松山ケンイチ(画像左)、恋人の直子には菊池凛子(画像下)と配役も決まり、来年の3月にクランクイン。フジテレビがバックについていることもあるが、おそらく、封切り時には「ノルウェイの森」ブームが来ることが今から予想されている。 僕は、この小説、発売当時に、紅色と深緑の上下巻2冊の単行本を買って読んだ。 おそらく、恋愛小説に感動できるかどうかは、その小説が読者の実人生に、いかにシンクロしてくるかにかかっているが、当時の僕はそういう意味で非常に感銘を受けた記憶がある。中学生の時に、背伸びをしてゲーテの「若きウェルテルの悩み」を読んだはいいが、全く理解できなかったのに比べると、少しは成長したかなと思ったものである。つまらない話ではあ