「同じ本でも、見るシチュエーション、その時の気分で全然違って見えると思うんです。」 そう語るのは、BOOK APARTの店主、三田修平さん。 渋谷から東横線に30分ほど揺られ、到着したのは閑静な住宅街、大倉山。集合住宅の一室を使った本屋さん、BOOK APARTがそこにはあります。 本のある暮らしをテーマにしたこの本屋さんでは、普通の書棚ではなく、リビングやキッチン、寝室などの生活空間に、そっと添えられるように本が並べられているんです。 さっそくBOOK APARTの扉をあけてみましょう。 1階の入り口を抜け、階段を登れば、まず目に入ってくるのは寝室。ベッドの後ろの書棚から、枕のそばまで本がずらり。 ショートストーリーや、絵本、夢、眠りに関する本など、寝る前に読みたくなる本が並べられています。ふとんにもぐって、『ねむるまえに、クマは』を読む、そんな情景が自然と浮かんできますね。 朝目覚めて