【バンコク時事】タイのゲームセンターで、庶民に人気のクレーンゲームが相次いで撤去されている。 韓国外相、31日からタイ訪問=日本の「不当性」主張へ タイではギャンブルと見なされて違法にもかかわらず、夢中になって浪費する子供が後を絶たず、保護者の苦情が殺到したためで、内務省は賭博法の適用を厳格化し、取り締まりに着手した。 内務省は2006年、賭博法に基づき、クレーンゲームを非合法化した。内務省地方行政局のサクチャイ副局長は「機械を借りて遊ぶ形の他のゲームと違い、景品が金を投入する動機付けとなっている」とギャンブルに当たる理由を説明する。 クレーンゲームは非合法化後も事実上、野放しにされてきた。しかし、東北部ウドンタニ県の裁判所が6月中旬、撤去を命じる判決を出したのをきっかけに、子供の無駄遣いを懸念する保護者の苦情が増え、当局が摘発を強化した。