新型コロナ肺炎で自宅待機中の方の死亡や、行き倒れ、また入院後あっという間に進行した有名人の死亡などが報道され、国民の間に不安が広がっている。医療従事者たちは、今こそ、新型コロナ肺炎の隠れ低酸素症「サイレントハイポキシア」の存在に注目すべきだ。それが引き起こす深刻な事態の防止には、正しい理解に基づくパルスオキシメーター(指先に挟むだけで動脈血の酸素量を測れる装置)の使用が、極めて重要な役割を持つと考えられる。 新型コロナ肺炎は未知のことが多く、日本の経験だけで断定的なことは言えないが、海外の同僚からの情報も、次のような印象を裏付けている。患者が新型コロナ肺炎にかかったとしても、呼吸困難感(息苦しさ)を訴えることが少ない可能性があることだ。そのため、本人が発症に気づかず感染源になったり、医療者も進行に気付かず、「突然の悪化」だと感じたりしていると推察される。どのくらいの人に、いつそうした問題が
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