今季チーム最多の73試合に登板した巨人の山口鉄也投手(26)が2日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5500万円増の年俸1億円でサインした。育成ドラフト出身者としては初の大台突破。 山口は今季も中継ぎの軸として9勝1敗4セーブ、防御率1・27の好成績を挙げ、セ・リーグ3連覇、7年ぶりの日本一奪回に大きく貢献した。 大台の到達に「まさかこんなところまで来るとは思わなかったので、素直にうれしい。大きな自信になった」と笑顔を浮かべた後、「来季も大事な場面で抑えられるように信頼される投手になりたい」と決意を示した山口。来季は先発転向の可能性もあるが「(先発、中継ぎの)どこでやりたいという希望はない。1軍で投げられるのであればどこでもいい」と話した。(金額は推定)