ネコ13匹に熱湯を掛けたりガスバーナーであぶったりする虐待を加えたとして、動物愛護法違反の罪に問われた元税理士の男の公判が11月28日と12月12日、東京地裁(細谷泰暢裁判官)で開かれた。男は虐待の様子を撮影した動画をインターネットで公開しており、あまりの残虐さに心を痛めた一部の愛猫家らが猛反発。公判には多くの愛猫家をはじめ、動物の保護活動を行う女優の杉本彩(あや)さん(49)も地裁に駆けつけた。杉本さんが怒りを込め「病的だ」と指摘した男の行為と言い分とは…。 熱湯や爆竹で 「飼っていたメダカが殺された」「手を噛まれ完治に1カ月以上かかった」「糞尿被害がそこらじゅうで起きた」 ネコの虐待を繰り返した元税理士の大矢誠被告(52)は法廷で、過去にあったネコとの「トラブル」を淡々と述べた。 国税局職員を経て税理士となった大矢被告。被告人質問によると、平成27年以降、ネコに悩まされるようになり、最