コンテンツという言い方が妥当なのかは分からない。ただ、音楽にせよ映像にせよゲームにせよ、個別にいろいろと論じるほどの余裕もないので、今年はとりあえず大まとめにして「コンテンツ」という形で、見たもの聴いたもの読んだものを振り返ることにしたい。というのも、できる限りインプットを増やそうと思って頑張った結果、それらの間に共通の関心やテーマが浮かんできたからなのだけれど、もちろん個別にも楽しめたものばかりだったので、全体としては充実した年だったな、と思う。 1.プリンセスの氾濫 あちこちで「プリンセス」モチーフが溢れかえっていたのが今年の最大の注目点。きっかけは昨年の『アナ雪』だろうけれど、既に2011年くらいには「Girlie-Girl Culture」なる言葉も生まれ、『シンデレラに食べられた娘(Cinderella Ate My Daughter)』なんて本も出ていたそうなので、2010年代
近年、中国では旧日本軍の残虐な行為を描いた「抗日映画・ドラマ」が量産されてきた。とくに戦後70年の節目である2015年は、公開ラッシュとなった。近著『中国人の頭の中』(新潮新書)で「抗日もの」の実像に迫ったノンフィクション作家・青樹明子氏が解説する。 * * * 日本でも人気のハリウッド俳優ブルース・ウィリスが出演する中国映画『大爆撃』が話題だ。同作は日中戦争当時、旧日本軍が1938~1943年に爆撃を行った重慶が舞台。ウィリスは「中国人パイロットを指導するアメリカ人教官」役で、他にも中国、韓国、香港のトップスターが共演する。劇場公開は2016年6月を予定している。 最近の中国「抗日映画・ドラマ」は“越境化”がキーワードだ。この『大爆撃』や2015年放映の抗日ドラマ『最後一戦』では、作中に「フライング・タイガース」(日中戦争時に国民党軍を支援した米軍戦闘機部隊)が登場する。これまでの「旧日
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