本作は、文学者たちへのインタビューを通して近代中国70年の変遷をたどるドキュメンタリー。映画「活きる」の原作者として知られるユェ・ホァなど世代の異なる4人の作家たちが自身の体験や中国の社会、文化に対するそれぞれの見解を語っている。 ジャ・ジャンクーは「ここ2年ぐらいは北京ではなく山西省の汾陽という場所で過ごすことが多いんです」と話し、「生活になじんでくると、村に文学の伝統があるということを意識するようになりました。農民の生活を描いた数々の文学の中で、村がどのように語られているのか興味を持ったんです。そして文学フェスティバルを企画することにしました」と回想。「中国はどんどん都市化が進んでいくとともに、村の記憶は薄れつつあります。しかし中国はもともと農業国家です。農業をもとにした文学がどのように発達してきたか、映画に収めたいと思いました」と本作へ込めた思いを明かした。 当初は「ある村の文学」と
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