サリーとアンのテスト サリーは、カゴと玉を持っています。 アンは、箱を持っています。 サリーは、持っていた玉をカゴの中に入れて、部屋を出ます。 アンは、その玉をカゴから出し、自分の箱に入れます。 箱を置いて、アンは部屋を出ます。 そこへ、サリーが帰って来ました。 さて、サリーは、玉を出そうとしてどこを探すでしょうか? このテストは、自分の視点以外(サリーの視点)に立てるかどうか、そして、サリーが持っている「玉は、カゴの中にある」という信念を理解できるかどうかを、テストする課題です。 3才ぐらいでは、普通の子どもでも「玉は箱の中にある」という、自分が見て知っている事実を答えてしまうそうです。この時点では<自己中心>的で、自分の視点からしか物事を見ることができないのです。そして、4~5才になると、<脱中心化>して、サリーの視点に立てるようになるのだそうです。しかし、3才児でこのテストに失敗する