<記事要約> フランス南部トゥーロン市で、閑静な住宅街の一軒家の庭で、大麻(マリファナ)を大量に栽培しているのが発見された。ニーム市でも200平方メートルの敷地に600本の大麻が植えられていたのが見つかった。 薬物研究所によると、フランスで約20万人が大麻を自分で栽培しているという。大量栽培、販売する組織犯罪グループとは別に、1990年代から自分で吸う分のマリファナを育てている人が増えてきた。ある調査によると4人に1人は自分で育てているという。 それを裏付けるように、大麻を家の中で育てるのに必要な、ナトリウム電気や水栽培用の植木鉢の販売が伸びている。しかし、違法の栽培が警察によって発見された件は、1600件の大麻所持逮捕に対して、115件と、まだまだ少ない。 2007年10月11日付日刊フィガロ誌 http://www.lefigaro.fr/france/20071011.FIG0000