何の前触れも無く、タイヤがパンクした。 タイヤと言っても現実の車の話ではなく、私のモチベーションに生えているタイヤである。それが先日、バチンと綺麗に弾けた。 夜中にTwitterをしているとき、私はふと、今の自分を振り返ってみた。ホーム画面に戻り、自分のツイートを読み直す。するとまあ、酷いことになっていた。 推しと推しが所属する箱への不満が止まらない。それはもう破砕帯から噴出してくる水かよ、と言った具合で、グチグチと不平不満を垂れ流していた。今流行りの『鬼滅の刃』風に言えば、「心の中の幸せを入れる箱に穴が開いてる」状態だった。推しに対しての不満は、まだ冷静さを保てていたのが不思議なほどだ。付き合ってくれていた友人たちには、感謝しかない。 こりゃダメだ、と思った。このままでは、確実に厄介野郎かアンチの仲間入りである。このままスッパリとV界隈から去ることも考えたが、それはどうしても出来なかった