ARMの最新アーキテクチャ「ARMv8-M」が目指す「セキュアMCU」とは:ARMv8-Mアーキテクチャ解説(1/3 ページ) ARMの最新のMCU向けアーキテクチャ「ARMv8-M」は、同社が提唱する「セキュアMCU」に向けたものとなっている。本稿では、このセキュアMCUの定義と、その実装について解説する。 ARMは、2015年11月に米国カリフォルニア州サンタクララで開催された「ARM TechCon 2015」において、「Secure MCU(以下、セキュアMCU)」のアーキテクチャである「ARMv8-M」を発表。そして2016年10月の「ARM TechCon 2016」では、このARMv8-Mを実装したプロセッサコア「Cortex-M23」と「Cortex-M33」(以下、Cortex-M23/33)を発表した。 ただ「そもそもセキュアMCUって何?」という疑問を抱かれる人も多い