全国の予算で見る人口減少対策 4月21日 21時05分 今月17日に総務省が発表した人口推計で、日本の総人口は、1億2708万3000人で4年連続の減少となりました。人口減少対策は全国の自治体にとって緊急の課題となっていて多くの自治体が対策に乗り出しています。NHKが都道府県が今年度やことし2月の補正予算で人口減少対策費として計上した額を調べたところ、総額は、1兆8000億円余りに上ることが分かりました。巨額を投じる対策。果たして、人口減少の歯止めにつながるのか。 長崎放送局の中富菜津子記者と鹿児島放送局の鈴木有記者が解説します。 深刻な人口減少 今月17日に、総務省が発表した人口推計によりますと、去年10月1日現在の日本の総人口は1億2708万3000人。前の年よりも21万5000人減って、4年連続の減少となりました。 65歳以上の割合は過去最高となり、初めて0歳から14歳の「年少人