夕飯の買い出しでスーパーに行った時、 見たこともない肉や野菜を、いきなり購入する人はいない。 なぜなら、見たこともない食材は、 どのように調理していいのか、分からないからである。 当たり前の話なのだが、 人は調理法を知っている食材しか買わない。 青森でホヤが売れるのは、 青森の人がホヤの調理法を知っているから。 和歌山で梅の実が売れるのは、 梅酒の作り方を知っている人が多いからである。 食材を売る側から見た場合、 多くのメニューをこなせる人(=多くの食材の調理法を 知っている人)には、たくさんの食材を売ることが出来る。 少ないメニューしかこなせない人には、 限られた食材しか売ることが出来ない。 つまり、多くの食材を売りたければ、 顧客がこなせるメニューを増やさなくてはならないということ。 「作ってみたい」と思うメニューが広がれば、 食材は勝手に売れていくのである。 あらゆる業界において、
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